目次
化粧水の役割は2つ
化粧水とは、洗顔後肌に1番最初につけるスキンケアの1つです。
乳液との違いを知りたい方はコチラへどうぞ↓
スキンケアの基本である化粧水には役割が2つあります。
肌への水分補給とスキンケアの下地作りです。
洗顔すると肌の保湿をしてくれる皮脂も落ちてしまうため、洗顔後は乾燥してしまいます。
そのため、化粧水による水分補給が必要となります。
そして化粧水は水分補給と同時に肌に美容成分が届きやすくなるように肌の状態を整えます。
土に液体の肥料を与えるイメージをしてください。
カピカピの乾燥した土よりも柔らかい水分を含んだ土の方が肥料が全体に行き渡りやすいですよね。
化粧水はこの後に塗る乳液や美容液などの効果を上げる肌の下地作りをしてくれます。
化粧水選びは自分の肌質を知ることから
ではどんな化粧水を選べばいいのかというと一言では説明できません。
個人によって肌質が大きく変わるため、肌質に応じた化粧水を選ぶ必要があります。
化粧水を選ぶときは人気や口コミだけではなく商品の裏側にある成分表をチェックしてください。
よくわからないカタカナが並んでいますが、慣れるとそんなに難しくありません。
成分表をチェックできるカッコイイ男になりましょう。
肌質を大きく分けると5つになります。
自分の肌質の確かめ方は、洗顔後何もつけず10分程度たった後の肌を見てください。
下記に紹介する特徴に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
普通肌
水分と皮脂のバランスがよく、しっとりとしていて肌のきめも細かい理想的な肌です。
スキンケアは普通肌を目指して肌を手入れします。
普通肌の場合は化粧水選びを特に気をつける必要はありません。
使用感など自分の好みの化粧水を使ってください。
脂性肌(オイリー肌)
皮脂の量が多く顔全体が脂っぽいのが特徴です。
ニキビなどの肌トラブルが多い肌質でもあります。
顔が脂っぽいため乾燥していないと勘違いしがちですが、皮脂の下の肌は乾燥しているため化粧水は必要です。
皮脂は肌の水分を保湿する油なので、肌に水分がなければ肌は乾燥したままです。
乾燥したままだと体が肌の乾燥を防ごうとしてさらに皮脂を分泌させてしまい、オイリー肌が悪化することもあります。
オイリー肌には、皮脂の分泌を抑えるビタミンC誘導体が含まれている化粧水がおすすめです。
具体的にはリン酸アスコピルナトリウム(Na)やリン酸アスコピルマグネシウム(Mg)、ビタミンCエチル(VCエチル)などがあります。
最近はAPPS(アプレシエ)が人気で、APPS配合の化粧水が増えています。
乾燥肌
水分と皮脂がともに少なく、肌がカサカサする、粉っぽいといったことが特徴です。
乾燥肌には、保湿成分が含まれているものや肌への刺激が少ないものがおすすめです。
保湿成分では、セラミドが人気です。
他にはコラーゲンやヒアルロン酸などよく耳にする成分もおすすめです。
乾燥している肌は刺激に対してノーガードなため刺激のある化粧水は避けてください。
男性は爽快感のあるアルコール(エタノール)がはいった化粧水を好む人が多いですがアルコールは肌を刺激するので乾燥肌には向いていません。
混合肌
顔の部位によって脂性肌と乾燥肌が入り混じっているのが特徴です。
例えば、おでこは脂っぽいにも関わらず、頬のあたりは乾燥しているなどが挙げられます。
日本人に一番多い肌質ともいわれています。
脂っぽさの原因の1つは、乾燥を防ぐための皮脂の過剰分泌といわれています。
なので、乾燥肌と同様に保湿力の高い、低刺激の化粧水を選びましょう。
敏感肌
肌が刺激に対して敏感で、汗、服、化粧品などの刺激が原因でヒリヒリしたり赤くなってしまうのが特徴です。
できる限り刺激の少ない保湿力の高い化粧水がおすすめです。
アルコールだけでなく、香料やビタミンC誘導体なども刺激があるので避けてください。
肌が保湿されていると刺激に対抗できるようになるのでセラミドといった保湿成分が入っているものがおすすめです。
継続使用できる価格帯を考える
化粧水は美容成分の種類や配合量によって価格が大きく変わります。
価格が高ければ必ずしも品質も高いわけではありませんが、成分にこだわると価格は高くなりがちです。
しかし、化粧水は毎日使うものです。
また、高い商品だと思って1回当たりの使用量ケチってしまうと十分な効果を発揮できず本末転倒です。
気軽に毎日使える程度の価格帯の化粧水を選びましょう。
化粧水の付け方
自分の肌質にあった化粧水を見つけることができたら、次は正しい化粧水の付け方を覚えましょう。
化粧水は洗顔直後につける
洗顔直後は顔に皮脂が少なく非常に乾燥しやすい状態です。
顔や手に汚れが付着していない清潔な状態で化粧水をつけましょう。
化粧水が薄まらないように顔の水分はきっちりふき取ってください。
手もしくはコットンに化粧水をつける
化粧水をつける方法は手とコットンの2種類あります。
手の方が手軽で肌の状態を確かめながら付けることができます。
しかし、手の雑菌が顔や化粧水の口に付きやすいことや手の凹凸によって塗り残しの恐れがあります。
コットンは均等に化粧水をつけやすく、衛生的に化粧水を使うことができます。
しかし、手間がかかったり、コットンに吸収される分が多いので化粧水の使用量が増えやすいことが欠点です。
自分が使いやすいと思う方を使ってください。
手で10秒ほど押さえる
化粧水の成分は多くが水なので放っておくと肌の表面で蒸発してしまします。
化粧水が肌にきちんと浸透するように手で10秒ほど押さえてください。
このとき肌を刺激しないようにやさしく押さえてください。
化粧水が肌になじんだら乳液を塗る
以上のように化粧水を塗った後は補給した水分を逃がさないように乳液などで保湿しましょう。
指が肌に吸いつくような感触であれば化粧水が肌になじんだサインです。
早すぎると化粧水と乳液が混ざってしまいますし、遅すぎると肌が乾燥してしまうので適切なタイミングで乳液をつけましょう。
大事なのは自分の肌にあうかどうか
スキンケアは自分の肌質を理解したうえで、肌質に応じた化粧品を使わなければいけません。
そのため、ランキングや口コミなどといった客観的な評価は決定打にはなりません。
最後は自分で成分を確認したうえで自分の肌に合うかどうかを判断しなければいけません。
化粧水選びは他のジャンルに比べて主体性が重要になります。
周りの評価に流されず、自分のお気に入り化粧水を見つけましょう。